日常の生活やお仕事での作業などでどうしても左右差やアンバランスが生じてしまいます。
最近は骨盤矯正への意識も高く、整体やカイロプラクティックなどの治療院だけでなく、エステやリラクゼーションサロンなどでも骨盤矯正のメニューが取り入れられているところが多くなりました。
骨盤はそもそも歪むのでしょうか?
骨盤と一言で言っても、ひとつの大きな骨の塊ではなく、仙骨、寛骨(恥骨、腸骨、坐骨)からの複数の骨から構成されていて、その骨盤から上半身には背骨が連なり、下半身には股関節から脚へと繋がっていく骨格の中心の土台となるような部分が骨盤になります。
つまり、骨盤の歪み、つまり土台に歪みがあると上半身や下半身どちらにも大きく影響してくると言えますね。
骨盤はほとんど動きのない仙腸関節によって仙骨と腸骨がジョイントされているので、医学的にほとんど動きがある部分ではありません。
歪みという言葉から大きく骨と骨が動いているような歪みを想像してしまいがちですが、カイロプラクティックというジャンルではレントゲンでも写らないようなわずかなズレ(サブラクセーション)の事を歪みとお話しさせてもらい、このわずかなズレが色々な不調や愁訴の原因になるんです。
みなさんそれぞれに利き手や利き足があります。
身体の使い方は大きく左右差があるのが普通です。
お仕事の作業なども左右での偏りがあったりもします。
また、お身体は内臓の配置なども左右で違い、そもそも左右でアンバランスな状態なので、骨盤に歪みが起るのも当然です。
医学的には骨盤に動きは無いと言われることもありますが、レントゲンなどでは写らないわずかなズレが大きな不具合や姿勢の悪さの原因になってしまいます。
自分で歪みをチェックする方法として
鏡で見た時に肩の高さの左右差が無いか、ウエストのくびれラインに左右差が無いかなど、自分の目で見て確認してみて下さい。
また、ヒールや靴のソールをチェックして減り方を確認して左右での減り方に大きな差が無いかをチェックする事で身体のアンバランス、つまり骨盤の歪みをセルフでチェックする事が出来ます。
骨盤の歪みは悪い事と思われがちですが、お身体を使いやすいように、あって当然の左右差に合わせて歪んでいくものでもあるので、ほとんどの人にあって当然のものが骨盤の歪みです。
痛みや不調に合わせて必要な矯正を行う必要がありますね。